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弁護士:井野 賢士

昭和18年9月29日 - 群馬県前橋市生まれ
中央大学法学部法律学科卒業
弁護士登録 - 昭和49年4月
所属弁護士会 / 第二東京弁護士会
経歴 - 紛議調停委員


スタート

昭和49年3月、司法研修所の研修を終了。その翌月4月から、東京都中央区に、単身、法律事務所を開設しました。実務経験も全くない、若干29才の駆け出しでした。今思えば「目くら蛇に怖じず」の暴挙です。
それでも事件の依頼はありました。依頼のあった事件は、刑事事件でも民事事件でも、どんな案件でも全力を挙げて夢中で取り組みました。これが私の弁護士としてのスタートで、現在の当法律事務所の前身となりました。

虚しかったこと、嬉しかったこと

弁護士として虚しく悲しかったことは、専門家として懸命にアドバイスしたことを依頼者が守ってくれなかった時です。民事事件でいえば、無責任な他人の意見で依頼者が独断し、その場限りの対処をしたために、結局会社が倒産してしまったり、時には暴力団の餌食にされてしまったこともあります。

嬉しかったことは、いくつかの無罪判決は勿論ですが、被告人が立派に立ち直ったのを知ったときです。
辛うじて執行猶予の判決を勝ち取った被告人から忘れた頃に電話があり、「あの後、就職した会社で真面目に働いてやっと部長となりました。辛いこともありましたが、先生に言われたことを思い出して頑張りました。今は、結婚して妻と5才の子供の3人で暮らしてます。」と言って、その会社のことで相談を受けたことです。
 彼は立派に更生を果たしてくれたのです。弁護士の仕事を通じて人の役に立てたことが無条件に嬉しかったのです。この仕事をしていて良かったと心から思いました。

ちなみにこの会社は民事再生手続を行い、現在は150人程の従業員を抱えて健全に経営し、彼は取締役になっています。

座右の銘 「優しくて強い人」

男として、弁護士として、何事にも屈しない強さは必要です。強い人でなければなりません。
しかし、ただ強いだけではなく、優しい人でありたい。他人を責めることはたやすいことです。しかし、誰でも、いつ苦しさに負け、寂しさに耐え切れずに、誘惑に溺れ、愚かな選択をし、思わぬ過ちを犯してしまうかもしれません。

人間は誰もが弱いものです。躓いた人を責めるのではなく、人間の弱さや苦しさや寂しさを自分自身のこととして受けいれ、その人の心に寄り添うことのできる心を持てれば素晴らしいと思います。
それが真の優しさではないでしょうか。そのような優しさに裏打ちされた強い人でありたいと思っています。

好きなもの、好きなこと

海が好きです。故郷、上州の名物は「カカア天下とカラッ風」、海のない土地柄です。
 生まれて初めて見た海は片瀬海水浴場(江ノ島)。小学生の時でした。とてつもなく大きな怪物に遭遇したようで、感動と恐怖でした。
その海で、今は仕事の合間を見つけてはスキューバダイビングを楽しんでいます。キャリアは30年。 オーストラリアのグレートバリアリーフやパラオをはじめとして、国内外の海に潜りました。
真っ青な水中に、色さまざまな珊瑚礁と大小の魚たち。地球には地上の他にも素晴らしい世界があるのです。

囲碁と将棋も好きです。決して強くはありませんが、どちらも盤上全体にある敵・味方の石や駒を見わたし、先を読み、かつ勝負どころで一気に仕掛ける戦略と作戦の妙は、スリルもあり、面白いものです。弁護事件の戦いにも通じるところがあるかも知れません。

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2007年11月27日 23:36に投稿されたエントリーのページです。

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